タアモ2冊ぐらい読んでないうちに絵柄が変わったなあ。今のも嫌いじゃないけど……微妙だ。あくまで正統派の少女まんがで決してギャグものじゃないのに何度か吹きだした。巻末4コマとか「ライフル少年」冒頭の本のタイトルとか。香ちゃんは感動的なまでの可愛さだったねえ。表題作は同じ話を別の角度から描いていく工夫が面白く、2話目のほうが読み応えがあったが愛子の好きな相手のあたりはちょっと煮詰め足りない感じがする。でもこの変にひねってない素直さが
タアモの持ち味かもしれない。
話は面白いし続きは気になるんだけど、何かねえ、いたいけな少年少女がドレスアップしたりポーズをとったりしてるシーンにどうも落ち着かなくて。当時は普通の感覚だったんだろうしもとさんにも他意はないんだろうけど、私に「天使のような子ども」を愛でる趣味がないせいか、ラファエルの言い分にも嫌悪まではいかないけど、背徳的な匂いは感じてしまうのだ。容姿の醜い子や性格の悪い子はひとりもいないのがまさに作られた世界という感じで息苦しいので、クリスには早く大人になって欲しい。そして未来を切り開いていってほしい。
あれっ、2巻読んだっけ? 私がいちばん好きな2人組の出番はまだか? それにしても巻末のパメラ、これが噂の「ゴージャス・アイリン」パロかあ! ニュースサイトで話題にあがったのを知らなければ決め台詞見ても気付かなかったかも。ひとりのキャラにいくつも人格があったり、話が前後したりするのでいささか展開がつかみにくいが、
タブレットの謎が徐々に明らかになっていくのが楽しみでならない。今回レディの出自が描かれたけど、何だか謎が深まっただけのような……。