読了本

十日えびす 花嵐浮世困話

十日えびす 花嵐浮世困話

ご近所づきあいほど気を遣うものはない。ましてや血の繋がらない継子が三男三女もあっては気苦労の絶えるひまもない。そんな初老の女・八重の細腕奮戦記。鼻つまみ者のお熊はなんだか引越おばさんみたいだなぁと思ってたらほんとにそうだった。つい最近の時事ネタを安易に江戸時代に持ち込むのはちょっとなあ。通夜の晩に起きあがった夫のエピソードとかもあとに繋がらなかったし、まあまあ面白かったが少々展開にとりとめがない感じではあった。