梅と鳥

週末に鳥はむと梅酒を大量に仕込む。
鳥はむはムネ肉4枚。ニュージーランド産の「マヌカハニー」という少々くせのあるハチミツをもてあましていたので使ってしまう。2日漬け込んで夜に火入れ、粗熱をとって冷蔵庫にいれるつもりがうっかり寝てしまい一晩放置。ひえ〜、傷まなくてラッキー……。美味しくハム化したのを薄く切って千切りキャベツと盛り合わせ、わさびマヨネーズドレッシングをかけていただく。これで1本使って、残りはラップで巻いて保存。
旨みたっぷりの茹で汁は「コーンたまごスープ」に。鶏肉(鳥はむのカケラを使用)、細切りニンジン&ピーマン、もどした春雨、缶詰コーンを入れて片栗粉でとろみをつけ、溶き卵でかきたま汁にする。小学校の給食に出てきた大好物メニューを再現したもの。って何年前だろね。たまに思い出していろいろ作ってみたりするのだが、当時の地元の給食センターはいい仕事してたと思う。

梅は今年8本漬けた。そのうちひとつは純米酢を使った梅サワー、ひとつは氷砂糖とリンゴ酢少々の梅シロップ。梅酒はホワイトリカー以外にも果実酒用ブランデー、果実酒用ワイン、宝焼酎「純」35度、麦焼酎35度、泡盛35度、ウォッカ40度などを試してみた。氷砂糖はこころもち多めで500〜600グラムくらい。去年少なめの300〜400グラムでやったらエキスがあまり抽出できなかった。熟成1年程度で飲んじゃったせいもあるが。
スーパーに売っている青梅はだいたいキロ500円前後。なぜか群馬産ばかり。いや品がよければ群馬産でもいいんだけど、地元埼玉のがあってもよさそうなのになあ。地元産のを見つけたらもう一瓶つくりたい。紀州南高梅も2キロばかり購入。キロ1280円! これは泡盛麦焼酎のいい酒で漬けた。できれば3年くらい寝かせてみるつもり。
去年漬けた中でいちばん美味しかったのは意外にも、品質的には難ありの半熟梅1キロ、氷砂糖300グラム、ウォッカテキーラと白ワイン合計1.8リットルで作った「余りものを適当に寄せ集めた瓶」。濃い琥珀色で薫り高く甘さもしつこくなく、最上級梅とホワイトリカーで作ったものよりも数段おいしかった。追熟させようか飲みきってしまおうか悩む。