王の帰還

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」をT・ジョイ大泉で観る。すでに字幕2回と吹き替え1回を鑑賞したが、まだまだ行き足りない。
平日のレイトショーは程よい入りで客層が良く、ノイズに悩まされることもなく画面に集中できた。むしろ静寂が痛いほどだった。もしや指輪ファンばかりなのか? 駐車料金は4時間無料だしシートも座り心地がいい。ただスタンプは見当らなかったような……グッズはパンフにキーケース、旅の仲間の葉っぱブローチを買った。
さて本編。長いのだが長さを感じさせない、練りこまれたシナリオに燃えた。前作「二つの塔」で幾筋にも分かれた旅の仲間たちの道が、距離や時間を越えてまたひとつになっていく。泣き所はやはりセオデン。それからサム。あと烽火。次回はアモン・ディン以降すべての名前を暗記して行こうと思った。かっこよかったのはガンダルフ、それからエオウィン。ローハン最強はこの姫君ではなかろうか。
歌うアラゴルンはヴィゴよりも吹き替え版の大塚芳忠さんのほうがコブシもきいてて上手だ。ヴィゴは好きなんだが、声がちょっとねえ。白の木の花びらが舞い散るシーンに近藤ようこが描いた「小栗判官」のラストを思い出す。同じ歌うのでもピピンビリー・ボイドのは良かった。サムの家は庭師なだけあって花でいっぱい、コスモス?とヒマワリとキンレンカが植えてあった。私もこの夏は玄関わきの花壇にヒマワリとキンレンカを植えよう。