読了本

妖怪探偵・百目3: 百鬼の楽師 (光文社文庫)

妖怪探偵・百目3: 百鬼の楽師 (光文社文庫)

妖怪探偵・百目 3 百鬼の楽師/上田早夕里
完結編。とはいえ、途中までいったいどうやって風呂敷たたむのかとハラハラ。邦雄くんは最後のほうはちょっとがんばってたけど、すっかり播磨の陰で存在が霞んじゃって。まあ、播磨は確かに魅力的なキャラだったな。終盤は可愛くなっちゃって。「吉光 百鬼ノ図」のSF的解釈もなかなか面白かった。しかしそんなに科学が進んだ未来にも〈濁〉がいるなら、真朱の街も、そこに棲む妖怪たちもずっとそのままなのかな……豆腐小僧も(笑)? なんてったってオバケは死なないんだから。