読了本
【映画化】完全なる首長竜の日 (『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ)
- 作者: 乾緑郎
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/01/08
- メディア: 単行本
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「このミス」大賞作品。もっとほのぼのしたファンタジーっぽい話なのかなと思ってたらむしろSF寄りだった。わりと淡々と話が進んでいくのは“ほのぼの”と言えなくもないが(女流漫画家の日常も面白かった)、何故かじわじわ怖くなっていくのは、かすかだった違和感が徐々にふくれあがっていくから。終盤の岬ちゃんの前後はやや陳腐な気がしたものの、武本の登場で一気に体感温度は氷点下に! こ、こええええ。ぐらぐら頭を揺さぶられるような、ちょっと忘れられないラストだった。結局ポゼッションはどうして起こるのかとか、費用はどこから出てるのかとか気になることもあったけどオチの衝撃で吹っ飛んだよ。
読了本・コミックス
- 作者: 岩本ナオ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: コミック
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ようやく自覚したか秋姫っ。瞬のほうは自覚してるのか分からないけどさ。しかしアホの子タケルとの対決には超ビビった。いきなりそんな大技かますとは! 瞬が見る悪夢と、秋姫の眠れるパワーがどう繋がってるのかも気になるけど、今いちばんコワいのはマディの動向……。あれか、『君に届け』のフランス人形ポジションなのか。主人公ペアがもどかしいから、千洋と三郎坊の恋愛模様はいい口直しになるな。「蛍の夕べ」回の見開きトビラはいいなあ、カラーで見たかった。