読了本

七人の敵がいる

七人の敵がいる

七人の敵がいる/加納朋子
フルタイムで働く母親が学校や地域のサポートを任意でありながらも半ば強制的に背負わされる。そんな現代日本の現実をリアルかつコミカルに描く。最初は貴重な時間を無駄に使わされ、子どもを盾にとられた形の陽子を気の毒がりつつも、譲るということを知らず敵を作ってばかりな性格がちょっとしんどいなーと思っていたのだけど。陽介は実は、のあたりからいろんな側面が見えてきて、痛快な場面もあったりしてなかなか面白く読めた。しかし複雑怪奇な世界だね、って他人事ですみません。女の集団わたしも苦手だし……。個人的には不慣れな新人でもつとまるよう、スリム化マニュアル化だいさんせい。まあ問題は誰がそれをやるかってことなんだけど。

読了本・コミックス

Landreaall 17巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 17巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 17/おがきちか
作者が“詳しく描かなくても構わない”から省略した部分と、“おいおい描くつもり”だからまだ説明しない部分とが混在してるので、読んでるほうとしては「どっちなんだ!?」と悶絶しそうになる。ブログをチェックしてればこそ五十四さんの猫はしか関係の余談なども読めて、2度おいしいっちゃ美味しいけど、やっぱり本編に盛り込んでほしいよ。そのほうが絶対おもしろいもん。イオンがなんでかたつむり集めてるのかとか、レイとディアの逢引きはなんだったのかとか、貴族のロビンはどう話にからんでくるのかとか、DXにくりそつの愛人?は何者なのかとか、クエンティンの夢とか、何やら伏線っぽいものがいっぱい。どう展開するのかね。生 ま れ る ぅ…のその後と馬上槍試合(We will we will rock you!!)のゆくえも気になる。