読了本

雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係/麻見和史
シリーズ8作目。鷹野がだんだん塔子の単なる上司ではなくなってきてるように思うのだが、私の恋愛脳のなせるわざだろうか。上條なんかも揶揄してたしさ。それにつけても河上が不憫カワイイ。ミステリの主人公がひとりでつっぱしるなんて犯人に襲ってくれと言ってるようなもんだろと思っていたら案の定。でも塔子本人より、ひとりにさせた周囲が怒られてたね。まあそりゃそうだなあ。にしても最後に出てきた脅しの手紙が何かのフラグみたいで怖いよ。1作めがあるから、もうああいうことは起きないんだろうと思っていたんだけど……。